

夏のよいしょ! 季節の本とおやつのセット【予約限定販売 7月発送】
¥1,300 税込
なら 手数料無料で 月々¥430から
ゆとぴやぶっくすが選んだ季節の本とあまや菓子さんが作ったおやつのセットをオンライン予約限定で販売します。
6月から8月まで(予定)毎月末締め切り翌月中旬ごろ発送でお届けします。
夏のよいしょ!セット内容
・『海辺の生と死』(島尾ミホ)中公文庫 定価713円
・『海辺の生と死』について(ゆとぴや店主によるテキスト)
・あまや菓子さんの黒糖クッキー(予定)
価格 1600円(送料込)
◯『海辺の生と死』(島尾ミホ)について
幼い日、夜ごと、子守歌のように、母がきかせてくれた奄美の昔話。南の離れ島の暮しや風物。慕わしい父と母のこと──記憶の奥に刻まれた幼時の思い出と特攻隊長として島に駐屯した夫島尾敏雄との出会いなどを、ひたむきな眼差しで心のままに綴る。第十五回田村俊子賞受賞作。(カバー裏テキストより)
島尾敏雄の妻であり、写真家島尾伸三の母、エッセイストしまおまほの祖母でもあり『死の棘』の妻として日本近代文学史上に残る「狂える妻」島尾ミホ。
この本では、そんな彼女の美しく鮮明なおとぎ話のような記憶から、輝くような白い制服を着た「隊長様」島尾敏雄との出会い、そして終戦を迎えるまでを描いたエッセイが集められています。
この本を読むと「作家の妻」としてではなくミホ自身の驚嘆すべき文章の力にまず驚き、迸る生命力に身を委ね、遠く小さな島の景色や波音に身を浸すような読書が味わえるはずです。
”ただ真夏の容赦のない厳しさだけが、年の経巡りを夏毎にはっきりと思い知らせてくれます。しかしまた夏の夜は海の方から小止みなく潮風が吹き、空気が冴えて、月夜にはその光で島全体がふかい青色につつまれ、星もあかるい輝きを増してくるので、人々は月の浜辺にさまよい出たり、星空を仰ぐことが多くなり、人間と自然がひとつに溶けあえる季節でもあります。”
『海辺の生と死』174ページより
本書とセットで「あまや菓子」さんの黒糖クッキーをお届けします。
”二人は黒砂糖の小さな塊を分け合って口に含み甘い香りと舌にとろける味を噛みしめながら、いぶし銀色の波間に遠く漁火がのびちぢみしてまたたいているのを見ていました。”
『海辺の生と死』131ページより
本を読みながらこの黒糖クッキーをかじれば潮風や波音が感じられそうです。ぜひ、味覚も込みでこの夏限定の読書体験をお楽しみください。
◯あまや菓子さんについて
あまや菓子さんは浦和にある人気パン屋さん「BAKEHOUSE YELLOWKNIFE」でお菓子作りを担当しています。
グルテンフリー、プラントベースのものを中心に身体にやさしい素材でおやつを焼いています。
本を開きながら好きな飲み物とおやつを相棒に「良い書の時間」になりそうなおやつをゆとぴやぶっくすのために作ってくれています。
▽▼▽▼店頭・オンラインストアで販売中▽▼▽▼
https://yutopiya.theshop.jp/categories/6672259
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