1/2

真夜中の檻/平井呈一

¥50 税込

SOLD OUT

別途送料がかかります。送料を確認する

¥5,000以上のご注文で国内送料が無料になります。

状態−可 古本ならではの経年感、ヤケ、カスレが見られますが通読に問題ありません。
小口天部分にシミあり。
2000年初版 創元推理文庫帯付き

翻訳家・平井呈一が生涯にものした唯一の創作2作品を収録。
幽霊屋敷の妖女との夢か現かの逢瀬、離魂病の女性との恋…と、古典的題材を扱いつつもこんなにおもしろい小説があったのか!と驚く。ストーリーラインがいいのはもちろんのこと、細部が妙にリアルでそれもなんだか却って夢っぽい。
”たばこの赤い軒看板の下に、丸に塩、専売人麻生儀三郎と書いた剥げちょろけの板が打ちつけてあり、埃まみれのガラス戸を半分しめた広い土間の黒光りのした板の間には亀の子だわし、洗濯石けん、みがき砂の袋、そんなものが申し訳ばかりに並べてあるきりで、ほかに商品らしきものも見えない。”
このマルフクの看板が見えてくるような辺鄙な田舎描写にビリビリ痺れてしまう!

”「ええ、そりゃもう、紙一重ですよ。ある意味では、人間というものが、──人間であるということが、そもそも怪奇的なことですよ」”

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (35)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥50 税込

SOLD OUT

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品